よくある質問

1.全般

Q. 有限責任事業組合(LLP)はどのような組織形態ですか。

A. LLPとは株式会社や有限会社などと並ぶ「有限責任事業組合」という新たな事業体です。

具体的には、①構成員全員が有限責任で、②損益や権限の分配が自由に決めることができるなど内部自治が徹底し、③構成員課税の適用を受けるという3つの特徴を兼ね備えています(経済産業省 LLP FAQより抜粋)。

 

Q. 九州プロサーチ有限責任事業組合の出資者はどこですか。

 

Q. 研究検体の測定以外にはどんなサービスがありますか。

A. 大学や医療機関、各種企業で行われている様々な研究検査のONE STOPサービスを提供します。

 

Q. 分析結果について担当者とディスカッションできますか?

A. 可能な限り対応させて頂きます。遠地の場合は電話やWebミーティングで対応させて頂くこともございます。

 

Q. 九州以外の地区からも分析依頼できますか?

A. 問題ございません。

 

Q. 分析委託前に秘密保持契約を結ぶことはできますか?

A. 可能です。弊組合から契約案を送付させて頂きます。

 

Q. 代理店を通すことはできますか?

A. 代理店取引は可能でございます。

 

Q. ホームページに記載のない特別な研究を依頼することはできますか?

A. お問い合わせください。特にELISAのアッセイなどは幅広く対応しております。

 

Q. 分析法の開発を依頼できますか?

A. 可能です。質量分析など新しい分析方法の開発を受託しております。

2.プロテオミクス(iMPAQT法)

Q. どのような試料が測定できますか?

A. ヒト培養細胞、ヒト凍結組織に含まれるタンパク質(主に代謝酵素)を分析します。

 

Q. 何種類くらいのタンパク質が測定できますか?

A. 一般にHeLaなどの活発に増殖する細胞で200~250種程度のタンパク質を検出することができます。組織分析の場合は150~200種程度の検出となることが多いですが、臓器や癌・非癌部位で大きく異なります。

 

Q. 出てくるアウトプットはどんなものですか?

A. 紙の報告書とExcelの電子ファイルなどを記録したCD-Rを成果物として納品いたします。

詳しくはプロテオミクス(iMPAQT法)のページをご覧ください。

 

Q. 試料量はどれくらい必要ですか?

A. 培養細胞では2×10^6 cells、組織は50 mg程度必要です。

検体量が十分確保できない場合は別途お問い合わせください。パイロット的に分析し、必要量に達しているか確認させていただく事も可能です。

 

Q. KPSLのプロテオミクスの特徴は何ですか?

A. 一般的に質量分析を使ったプロテオミクスでは高分解能型の質量分析計を使ったショットガン法(DDA:data-dependent acquisition) によるノンターゲット分析が主流ですが、低発現タンパク質の検出率やデータ再現性に課題があります。一方iMPAQT法では、MRM法をベースとした定量分析技術のため、単位時間当たりの分析成分数はショットガン法に劣るものの、検出感度や定量再現性に優れる特徴があります。

 

Q. 定量はできますか?

A. 分析サンプルに添加した安定同位体標識済みの合成ペプチド濃度を元に定量値を算出します。ただし合成ペプチド換算の定量値となるため、前処理過程におけるタンパク質の精製効率や、消化効率は反映されていないデータとなります。また、各々の成分について検量線は引いていない(一点検量線にて算出)ため、算出した定量値は概算値としてお考え下さい。

 

Q. サンプル準備にはどのような注意が必要ですか?

A. 細胞の場合は、比較したい群間で可能な限り細胞数を揃えてください。組織分析の場合は、血液などのコンタミネーションを防ぐため、PBSで十分に洗浄した後、専用のマイクロチューブに入れて凍結保存してください。この際、組織がチューブ壁面に付着したまま凍らないように、スピンダウンして組織をチューブ底面に落としてから凍結してください。

 

Q. 英語の報告書は作成できますか?

A. 現在のところ英語レポートには対応しておりません。

 

Q. 長期間にわたるコホート研究に対応できますか?

A. 現在のところ対応しておりません。

 

Q. 生データは開示できますか?

A. 質量分析のRawDataおよび、データ解析後のピークピッキング記録をテキストデータとして保管しております。論文投稿などで必要な場合は別途ご連絡ください。

 

Q. データの生物的解釈はできますか?

A. 原則行っておりません。分析の目的、検体の由来(病気名など)を開示頂いた場合のみ、簡単な考察を加えさせて頂く場合がございます。

 

Q. 受託測定を依頼する際の最低検体数はありますか?

A. 最低6検体からとさせて頂いております。必要な組織量の把握のため、パイロット的に少数サンプルでの分析も受け付けております。詳細はお問い合わせください。

3.メタボロミクス・リピドミクス

Q. どのような試料が測定できますか?

A. 血漿(血清)、細胞、臓器、尿、唾液などに含まれる代謝物を分析します。食品や飲料中の代謝物にも対応いたします。

 

Q. 何種類くらいの代謝物が測定できますか?

A. 一般に血漿(血清)で200程度、臓器、尿で300~400程度の代謝物が検出されます。糖代謝、アミノ酸代謝、核酸代謝、脂質代謝物などを分析します。

 

Q. 出てくるアウトプットはどんなものですか?

A. 紙の報告書とExcelの電子ファイルを成果物として納品いたします。代謝物の変動はボルケーノプロットやヒートマップ、パスウエイなど視覚的に表示されます。

報告書例

報告データ例

 

Q. KPSLのメタボロミクスの特徴は何ですか?

A. CE-MS(キャピラリー電気泳動質量分析装置)とLC-MSのコンビネーションにより広い範囲の代謝物を一斉分析します。独自のソフトにより結果を視覚的に表示します。

 

Q. メタボロミクスの標品リストは見れますか?

A. こちらでご覧いただけます。

 

Q. 英語の報告書は作成できますか?

A. 追加料金が発生しますが、英語レポートにも対応しております。

 

Q. 長期間にわたるコホート研究に対応できますか?

A. 長期にわたるコホート研究の場合、バッチごとにQCサンプルを測定し、バッチ間の誤差を補正します。事前にQCサンプルを準備する必要がありますので、ご相談ください。

 

Q. 生データは開示できますか?

A. 原則生データは開示しておりません。 (※生データとは作業記録、質量分析のAcquisition Dataなどを示します。)

 

Q. データの生物的解釈はできますか?

A. 原則行っておりません。分析の目的、検体の由来(病気名など)を開示頂いた場合のみ、簡単な考察を加えさせて頂いております。

 

Q. 受託測定を依頼する際の最低検体数はありますか?

A. 最低10検体からとさせて頂いております。この中にコントロール検体をいくつか入れて頂く必要があります。

4.高感度マルチイムノアッセイ・ELISA測定

Q. 高感度マルチイムノアッセイでどのパネルを選択すれば良いか分かりません。

A. 測定希望のマーカーをご提示いただければこちらでご案内いたします。

 

Q. ELISA測定の測定項目一覧にない項目も測定できますか。

A. ぜひお問い合わせください。こちらで試薬などの調査を行い、ご相談させていただきます。

 

Q. どんな検体でも測定依頼ができますか。

A. 測定項目によっては材料(血清や血漿など)が限定されます。また、長期保管されていたサンプルはターゲット物質の安定性が損なわれている場合があります。  (※感染性あるいは感染の可能性があるサンプルについてはご相談ください。)

5.RNA-seq解析

Q. RNA-Seqのデータ量とリード数は選べますか?

A. 弊組合のRNA-seqサービスはデータ量やリード数を固定しており、選択することはできません。

 

Q. RNA-SeqではポリA選択法またはrRNA枯渇法などがありますが選択することはできますか?

A. 基本的にrRNA枯渇法になり、選択することはできません。

 

Q. RNA-Seqの実験計画を支援してもらえますか?

A. 対応いたします。Webミーティングなどでお話を伺います。

 

Q. 解析内容について細かい要望も実施してもらえますか?

A. Webミーティングで解析内容について伺い、実施可能な内容については対応いたします。

 

Q. 遺伝子情報の無い生物種や、データベースに登録の無い新規転写産物も探索したいです。可能ですか?

A. 現時点では対応しておりません。

 

Q. RNA-Seq用のサンプルはどのように準備し送付すれば良いですか?

A. ご連絡いただきましたら、サンプル準備方法を記載したPDFを送付いたします。

 

Q. サンプルの量やRNA量が必要量に満たない場合はどうすればよいですか?

A. 必要量を準備できない場合でもご連絡ください。まずはRNAクオリティチェックまで実施させていただき、できるだけシーケンスに対応できるようにいたします。

 

Q. 測定後のサンプルの返却は可能ですか?

A. 可能です。測定後の残ったRNAサンプルは基本的に全て保管しておりますが、保管期間を保証しているわけではありませんので、報告後速やかにご連絡ください。

 

Q. 他社で取得したシーケンスデータについて、遺伝子発現解析を依頼することは可能ですか?

A. 現時点では対応しておりません。

6.質量分析(LC-MS)

Q. ホームページ、リーフレットに記載のない材料での測定できますか?

A. 測定可能な場合もございますので、ぜひお問い合わせください。

 

Q. 検体採取時の注意事項 (遠心条件含む)はありますか?

A. 測定する成分によっては採取条件が異なる場合がございますので、各項目のページを参照ください。

 

Q. 採血管の抗凝固剤の指定はありますか?

A. 指定はございません。抗凝固剤の違いによる安定性および分析精度については確認しておりません。

※ただし、酸化アルブミンについては、特注の採血管(0.5Mクエン酸ナトリウム(pH 4.2))をお使いください。

 

Q. 受託測定を依頼する際の最低検体数はありますか?

A. 最低検体数は30検体です。 ※ただし、エクオールは1検体から受託可能でございます。

 

Q. 検体の発送方法を教えてください。

A. 検体は輸送まで-80℃で保管いただき、十分な量のドライアイスと一緒にクール宅急便などで送付下さい。

 

Q. 各項目の基準値は設定していますか?

A. 基準値は設定しておりません。

 

Q. クレアチニン補正はできますか?

A. 原則、クレアチニン補正は実施しておりません。ご希望がある場合は事前にお知らせください。

 

Q. 分析法を開示できますか?

A. 測定結果(定量値)のみ報告となり、分析方法は開示いたしません。

 

Q. 報告物はどのようなものでしょうか?

A. 電子データ(Excel)にて、定量値のみ報告となります。ご希望がある場合は、別途有料で報告書を作成させていただきます。