メタボロミクス 受託解析

メタボロミクス 受託測定サービス

概要

メタボロミクスは、アミノ酸やビタミンなどの代謝物を網羅的に解析し、病気の進行、薬物投与による治療効果、副作用などを把握する技術です。代謝物は、遺伝情報伝達の最下流にあり、上流のゲノム、トランスクリプトーム、プロテオームで得られる情報よりも表現型に近く、今現在の生体内の状態を知るには最適です。KPSLでは、LC-MSとCE-MSを組み合わせることで広範囲のメタボロームを測定し、独自に開発したプログラムにより、お客様のニーズに合った解析を提供致します。

特徴①

高極性から低極性代謝物まで網羅的に分析

従来の汎用技術であるLC-MSに加え、糖代謝物やアミノ酸などの高極性代謝物の解析に優れるCE-MSを組み合わせ、一度に200~400種類の代謝物を分析します。

特徴②

1300を超えるメタボロミクスデータベース

KPSLでは、約1300個の標準代謝物のデータベースを保有しており、迅速に照合結果を提供します。人間の代謝物は約2000個と言われており、そのうちの約半分がライブラリーに登録されています。代謝物データベースの登録数は順次増加しております。

代謝物+脂質リスト(64.03 KB)

特徴③

マクロ機能を有するエクセルデータ

KPSLでは、独自に開発したプログラム「Marker Analysis」による解析結果を、マクロ機能を付与したエクセルデータとして、お客様に提供致します。Box plotやPathway analysisなど、様々な解析ツールがご利用できます。

原理

QTOFの原理

試料中の成分をLCまたはCEで分離し、四重極飛行時間型質量分析装置(Quadrupole Time of flight  : QTOF-MS) で分析を行います。

QTOF-MSは、高選択性を持つ四重極と高分解能に優れたTOFを組み合わせたものであり、質量電荷比m/z値が異なるイオンの飛行時間の違いを利用して質量分析を行います。分離された成分はイオン化され、QTOF-MSの四重極およびコリジョンセルを通り、イオンパルサへ導かれます。イオンパルサから出たイオンはフライトチューブを通過し、イオンの質量が小さいほど検出器に速く到達します。このとき測定したイオンの飛行時間をm/zに換算し、各成分の定量・定性を行います。

メタボロミクスでは、QTOF-MSの高分解能を利用し、200~400種類の代謝物を一度に分析することができます。

 

キャピラリー電気泳動(CE)の原理

キャピラリー管の内壁はマイナス電荷を帯び、液中のプラスイオンが壁面に集まります。試料注入後、キャピラリーの両端に電圧を掛けて電気泳動を行うことで、電荷量、大きさ、形により各化合物を分離します。

CEは、LCが苦手とする糖やアミノ酸など極性代謝物の分離が可能です。そのため、CE-MSとLC-MSの組み合わせにより、代謝物を網羅的に解析することができます。

分析例

糖尿病モデルラット腎臓の代謝物をQTOF-MSで定量し、解析プログラム「Marker analysis」で代謝マップを作成しました。代謝マップでは、糖代謝、アミノ酸代謝、尿素回路など、各代謝経路における代謝物の変動を見ることできます。

測定機器・施設

測定機器:Q-TOF型質量分析装置6545,6546(Agilent Technologies社製 )

実施施設:株式会社LSIメディエンスにて実施します。

測定サンプル

血漿(血清は要相談)尿、脳脊髄液、組織(脳、筋肉、心臓、肺、肝臓、腎臓など)、培養細胞、酵母、菌類など

※そのほかのサンプルについてはお問い合わせください。

サンプル調製

<血漿>

採血管

EDTA-Na, K およびヘパリン血漿(それ以外はお問い合わせください)

処理

採血後すみやかに攪拌し、2000~3000 rpm,4℃,10~20 min遠心します。上清をマイクロチューブ(エッペンチューブ)に移し、速やかにドライアイス、または-80℃フリーザーにて凍結します。
マイクロチューブには略号、または番号を記入ください。サンプルの群名、およびどの群とどの群を比較するかをご指示ください。

必要量

500 µL以上

保存

-80℃

<尿>

処理

採尿後、マイクロチューブ(エッペンチューブ)に移し、速やかにドライアイス、または-80℃フリーザーにて凍結します。
マイクロチューブには略号、または番号を記入ください。サンプルの群名、およびどの群とどの群を比較するかをご指示ください。

必要量

500 µL

保存

-80℃

<組織>

処理

組織摘出後、すみやかに液体窒素につけ凍結させ、-80℃で保存ください。
事前に、KPSLから粉砕用のチューブを送付させていただきます。(お客様の方でマイクロチューブ(エッペンチューブ)をご準備いただくことも可能でございます。)
凍結組織を100~200 mgの大きさに粉砕し、重量を測定後、送付した指定のチューブに入れてください。
チューブには略号、または番号を記入ください。サンプルの群名、およびどの群とどの群を比較するかをご指示ください。

必要量

200 mg以上

保存

-80℃

<培養細胞>

処理

細胞上清を一度捨て、PBSを加えて細胞を洗浄後、細胞をかきとりマイクロチューブ(エッペンチューブ)に移してください。その後、速やかにドライアイス、または-80℃フリーザーにて凍結します。
マイクロチューブには略号、または番号を記入ください。サンプルの群名、およびどの群とどの群を比較するかをご指示ください。

必要量

107個以上

保存

-80℃

価格

お問い合わせください

納期

検体受領より1カ月

納品物

 電子データ(Excel)およびレポートを提出いたします。

解析結果については、Web会議等で直接説明させていただきます。

※KPSLのメタボロミクスでは、比較定量値(群間の増減率)を報告します。

問い合わせ

リーフレット

メタボロミクス(996.22 KB)

酸化型アルブミン(787.88 KB)

TMAO(625.92 KB)

エクオール類(769.84 KB)

胆汁酸(870.5 KB)

コルチゾール(775 KB)

トリプトファン代謝物(535.99 KB)