プロテオミクス受託サービス
KPSLから受託可能なプロテオーム解析メニューです。各技術の詳細は以下のリンクをご覧ください。
ターゲットプロテオーム解析 (MRM法によるプロテオーム解析)
・iMPAQT Version 2 (NEW!)
ノンターゲットプロテオーム解析 (DIA法によるプロテオーム解析)
概 要
プロテオミクスとは、サンプル中に存在するすべてのタンパク質(プロテオーム)を包括的に解析する技術です。一般的には、タンパク質をトリプシンによってペプチドへと断片化し、質量分析計(MS)を用いて測定を行います。プロテオーム解析には、大きく分けて2つのアプローチがあります。一つは、特定のタンパク質群(代謝酵素やバイオマーカー候補など)を狙い撃ちして解析するターゲットプロテオーム解析、もう一つは、対象を限定せずに網羅的な探索を行うノンターゲットプロテオーム解析です。これらは使用するMSの機種や測定原理、得られるデータの特徴が異なります。
・ターゲットプロテオーム解析
ターゲットプロテオーム解析では、三連四重極型MSを使用したMRM(Multiple Reaction Monitoring)法が広く利用されます。本手法では、あらかじめ測定対象となるペプチドのMRM条件を設定し、標的ペプチドのみを特異的にモニタリングします。一般的には、安定同位体標識ペプチドを内部標準としてサンプルに添加し、サンプル由来のペプチドと安定同位体標識ペプチドのピーク面積比から、目的タンパク質を絶対定量します。この手法は高い感度と再現性を有する一方、事前に設定したペプチドのみを測定対象とするため、一度に解析可能なタンパク質数は限定されます(数百タンパク質程度)。
・ノンターゲットプロテオーム解析
ノンターゲットプロテオーム解析では、高分解能MS(ToF型やOrbitrap型)を使用したDIA(Data Independent Acquisition)法が広く利用されます。本手法では、特定のペプチドに絞ることなく、装置に導入されたすべてのペプチドを対象に同定と定量を行います。培養細胞を用いた解析では、一度の測定で数千種類、最新の装置構成では1万種類を超えるタンパク質の網羅的な解析が可能です。一方で、この方法は標準物質を用いた絶対定量ではなく、サンプル間の発現量変動を評価する相対定量が主な目的となります。
ターゲットプロテオーム解析とノンターゲットプロテオーム解析の主な特徴の違いについて、下表にまとめました。
九州プロサーチでは、どちらの方法についても受託サービスを行っております。
