測定対象物質
GABA (γ-アミノ酪酸) 、セロトニン、ドーパミン、5-ヒドロキシインドール酢酸、バニリルマンデル酸、ホモバニリン酸
※ 補正のためにクレアチニンを測定する
概要
ストレスマーカーとは
ストレスマーカーであるGABA、セロトニン、ドーパミン、5-ヒドロキシインドール酢酸、バニリルマンデル酸、ホモバニリン酸は、ヒトが受けたストレスに応答し、変動することが知られています。
現在、国内のうつ患者は年100万人に上り、その健康的・社会的・経済的損失拡大の抑制は急務です。継続的なストレスによるうつ発症の防止、さらには再発防止のためには、従来の問診に加え、客観的かつ簡便なストレスの計測が重要です。
しかしながら、ヒトのストレス応答機序は多岐に渡ります。ストレスに応答する複数のマーカーを調べることで、より正確なストレス評価が可能です。
原理
トリプルQ型質量分析装置を用いたMRM (Multiple Reaction Monitoring)による定量分析を行っています。
Q1で目的のプレカーサイオンを選択し、続くコリジョンセルで不活性化ガスと衝突させ断片化します。さらにQ3でプロダクトイオンを選択することにより、高選択性・高感度の定量分析が可能になります。
測定機器・施設
測定機器:トリプルQ型質量分析装置 Ultivo (Agilent Technologies社製)
実施施設:株式会社LSIメディエンスにて実施します。
測定サンプル
・尿
※ そのほかのサンプルについてはお問い合わせください。
※ 最低検体数は30検体です。
サンプル調製
処理: 初尿を捨て、チューブ等の容器へ採取後、容器とともに-80 ℃にて保管してください。
必要量:100 µL
※ チューブには識別コード(数字・略号等)を記載してください。
※ サンプルの一覧表をご準備ください。
納期
検体受領後 1カ月
納品物
・定量値一覧:電子データ (Excel)
※ 別途報告書が必要な場合は、お問い合わせください。